2011.06.28 Tuesday
金輪継
おっと、あかんあかん。
またご無沙汰してしまった。
継ぎ手の話を少し。
-継手-
例えばすごーーく大きい家を建てるとして、
でもそんなに長い材木はない時、
梁や桁の組み方を工夫する事で可能かも知れません。
それでも長い梁や桁があった方がいいというとき。
そういうときに「継手」と呼ばれる仕事をします。
昔の大工さんは色々な継手を考え、後世に残しました。
むちゃくちゃ尊敬の念でいっぱいです。
↓これはその「継手」の中の一つ、「金輪継ぎ」です
二本の材料の先端に、それぞれ仕事を終えた状態です。
その二本の真ん中に楔(くさび)を打つ事で、
それぞれが引き寄せ合い、
目地(めじ)と呼ばれる凹凸が噛み合う事で、
さも一本の木であったかのようになります。
今回の家は、約8m四方の正方形の平面計画ですが、
8mの材木1本よりも5mと4mの2本の材木の方が
コストはかなり安くなります。
8mなのに4m2本ではなくて、5mと4mになるのは、
継手を作るのに余分な長さが必要だからです。
今回の「金輪継ぎ」は、個人的に一番信用している継手です。
適材適所、色々な継手を使いますけどね。
もちろん継手を作った梁や桁よりも
1本の材料を使った方が優れているのですが、
全ての材料を長物にすると、コストがかかってしまいます。
構造的に必要なところには長物を使いますが、
問題の起こらないところで継手を使ってコストを抑えるのも
一つの考え方です。
- コメント
- 材木屋さんのブログや設計士さんのHPにもリンクはってますし、
更新楽しみです。
菊ちゃんブログにて久々に顔を拝見できてうれしかったです。
毎日暑いので気をつけてくださいね。
今からだと棟上げは暑い日になりますね〜〜。 -
- じょう
- 2011.06.30 Thursday 18:11
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