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2014.08.06 Wednesday

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    2011.06.28 Tuesday

    金輪継

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       おっと、あかんあかん。
      またご無沙汰してしまった。

      継ぎ手の話を少し。

      -継手-
      例えばすごーーく大きい家を建てるとして、
      でもそんなに長い材木はない時、
      梁や桁の組み方を工夫する事で可能かも知れません。

      それでも長い梁や桁があった方がいいというとき。
      そういうときに「継手」と呼ばれる仕事をします。
      昔の大工さんは色々な継手を考え、後世に残しました。
      むちゃくちゃ尊敬の念でいっぱいです。

      ↓これはその「継手」の中の一つ、「金輪継ぎ」です
      金輪継before1

      金輪継before2

      二本の材料の先端に、それぞれ仕事を終えた状態です。

      金輪継楔打ち2

      その二本の真ん中に楔(くさび)を打つ事で、
      それぞれが引き寄せ合い、
      目地(めじ)と呼ばれる凹凸が噛み合う事で、

      金輪継楔打ち1

      さも一本の木であったかのようになります。

      金輪継after

      今回の家は、約8m四方の正方形の平面計画ですが、
      8mの材木1本よりも5mと4mの2本の材木の方が
      コストはかなり安くなります。
      8mなのに4m2本ではなくて、5mと4mになるのは、
      継手を作るのに余分な長さが必要だからです。

      今回の「金輪継ぎ」は、個人的に一番信用している継手です。
      適材適所、色々な継手を使いますけどね。

      もちろん継手を作った梁や桁よりも
      1本の材料を使った方が優れているのですが、
      全ての材料を長物にすると、コストがかかってしまいます。
      構造的に必要なところには長物を使いますが、
      問題の起こらないところで継手を使ってコストを抑えるのも
      一つの考え方です。
      2014.08.06 Wednesday

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        コメント
        材木屋さんのブログや設計士さんのHPにもリンクはってますし、
        更新楽しみです。
        菊ちゃんブログにて久々に顔を拝見できてうれしかったです。
        毎日暑いので気をつけてくださいね。
        今からだと棟上げは暑い日になりますね〜〜。
        • じょう
        • 2011.06.30 Thursday 18:11
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